今年の流行語大賞は?社内で選ぶとすれば

今年の当社の流行語大賞は社員の真意を忖度すると、教えるです。

人に教える難しさ

今年の冒頭に

「海外実習生が早く育つこと、現在の3年生たち、その先輩たちが仕事を早く教えて、自分たちが次のステップに進むことが今年の最大の目標である。」

と掲げました。

教える大切さ、教わる大切さは本来みんなが思っていますが中々実現、実践して達成感を感じることはありません。
社内には目標数値はあるものの、達成するための指標がないためただ漠然とガムシャラに頑張ることで目標を達成できるように目指してきました。しかし、実はその方法について説いてみると、個々の頑張りよりも大事なことは新人、まだ不慣れな人に早く仕事を覚えさせることで目標数値には近づきます。
教えることは自分が覚えることよりもはるかに難しいです。私も人に教えることは未だ難しく大きな壁にぶち当たっています。

あえて難しい挑戦をすることの意味

朝礼やら、打ち合わせやらで、とにかく自分のスキルを上げる指導を沢山してきました。その中で、まず今目の前にある仕事をこなすことも大事な仕事であり、無視するわけにはいきません。

その仕事を誰かに教えていきながらのスキルアップですので、並大抵の努力では解決しません。
ほとんどの社員が、それは難しいという顔をしていました。

しかし、スキルアップする意味を懇々と訴え続けると、何とか時間を割いて人に教え始めました。
そしてほとんどの社員が教える難しさにぶち当たるのです。

もちろん途中断念する者も多く、最初のうちは無謀なことはやめようかとまで悩みました。

自分的にはあきらめることは答えにありませんでしたので、悩んだあげく、2つのことをやってみました。

結果をイメージさせる

このまま言い続けても苦しくなるだけだと思い、目標達成時の青写真をイメージさせてみました。

ただの作業員が、機械の責任者になり、オペレーターになること。管理者はさらに一つ上のコスト管理までできるようなイメージです。
当然賃金形態についてもです。

自分が率先して人に教える

自分がいつもやっているデータ収集、解析を管理者に教え込みました。

ここで書くようなほど簡単ではなく、教育学は本当に難しいと痛感しました。若い頃にもっと勉強しておけばよかった・・と本気で思いました。

そして、最終的に教えた方法はデータの収集などについてはほぼ触れず、生物学と根性論でした。

サクラマスのはなし

まずはサクラマスのはなし。
我々は中小企業という小さな枠に入れられている、社会からみるとちょっとした落ちこぼれ組。そのなかでも将来の夢がある、大手企業や今大金を稼いでいる奴らに負けないためにも何をしなくてはいけないのか。
サクラマスの生態から毎日の打ち合わせで話をしました。

ここで気が付いたことが一つ。毎日同じ話をしても人の耳には届きません。私もネタがつきます。そこでまた新たな知識を入れようと勉強します。サクラマスについてはスペシャリストになるくらい勉強しました。

サクラマスの生態についてはこちら

そうです。この2つのことをやることによって、自分も成長することができるのです。まさに目的通りでした。
ということは、次にまたこれを誰かに教えることでスキルアップにつながるならばこれを実践しようと。

カメムシから学ぶこと

私は管理者だけに教育すればいいという立場ではありませんので、当然社員全体にも会社方針から、今取り組んでいることについて教育します。

自分よりもまわりを助ける素晴らしさ

カメムシと雪の関係の生態調査で発見したことをそのまま伝えました。

カメムシは自分で匂いを放つときは外敵から防御しているのです。がしかし、ただ、臭いにおいを放つだけでなく、
「おーいみんな、敵が来たぞー」と仲間に知らせているのです。

自分の身を犠牲にしてまでも仲間を守るのです。
私たちは、特に仕事をしていると自分優先でものを考えます。

しかし、製本という仕事は印刷、運送、製本の下ごしらえ、仕上げ作業、梱包発送までの一連の作業で完結します。実はみんな同じ仕事を分業しているだけなのに、なぜか自分ちさえよければいいという考えに陥りがちです。そこをカメムシ生物学を使って伝えました。

最終的にわかったこと

年末のこの時期にきてわかったことがあります。

本当は教えることから逃げていたのは自分であったこと、自分が教えることを会社では一番先にやらなくてはいけなかったということです。

今年の流行語大賞は

ですから今年の流行語大賞は

教える

なのです。

はたして来年は?